ソフトバンク・藤本博史監督(58)が〝サバイバルキャンプ〟を強調した。24日、福岡市内で開かれた春季キャンプに向けた監督・コーチ会議に出席。冒頭のあいさつで「去年の秋キャンプではアピールをテーマに若い選手たちに頑張ってもらいましたが、2月1日からは競争というテーマでより一層厳しいキャンプにしていきたいと思います」と方針を語った。

 チームは今月に入って柳田、松田ら主力に新型コロナ感染者が続出。この日までに12人の陽性が判明し、調整遅れは必至となっている。会議では練習復帰後も故障予防の観点で、ファーム施設のある福岡・筑後からキャンプを始動させることを決定。その分の主力組(A組)の空き枠には「(当初より)もっと若い選手が入ってくることでいい刺激になる」と、若手のアピール合戦で活気が生まれることを期待した。

 例年よりも前倒しされる実戦では「結果じゃなく内容」を重視。宮崎でキャンプを張るA組とB組の入れ替えも積極的に行う方針を打ち出し、これでもかと「競争」を煽っていくつもりだ。