巨人の2年目右腕・山崎伊織投手(23)が初の一軍キャンプに胸を躍らせた。 

 22日、川崎市内のジャイアンツ球場で自主トレを行った山崎伊は「去年1年間リハビリだったので、やっとプロ野球のスタートではないですが、これが結果につながると思うので本当に頑張ろうという気持ちです」と目を輝かせた。

 東海大から2020年ドラフト2位で入団した山崎伊は、同年6月に右肘のトミー・ジョン手術を受けていた。プロ入り後はリハビリの毎日だった。

 それでも順調に回復すると昨年秋から本格的に投球を再開。同手術の経験者である桑田投手チーフコーチからも期待をかけられている。

 右腕は「まだまだ1年間戦い抜ける体、体力、精神、技術はないと思うので、本当に鍛錬して、少しでも1年間戦える力をつけられるように頑張りたい」と精進を誓った。

 自主トレでは桑田コーチからの宿題をこなしてきた。「制球力をつけるためのラインの出し方だったり、フォームを固めたり、体幹が弱かったらフォームが崩れてライン出しができないと言われたので。体幹を使えてフォームを固めるということをやってきました」と
目的を持って過ごしてきたという。

 ローテ入りの期待もかかる右腕は「一年目の気持ちでアピールしていかないといけないと思っているので。焦らず、飛ばさずなんですけど、しっかりアピールするところはアピールしていこうと思っています」とキッパリ。巨人の「遅れてきたルーキー」が思い切り腕を振り抜く。