金言を授かった。DeNAのドラフト1位・小園健太投手(18=市和歌山)ら今季新人9選手が21日、東京都内のDeNA本社を訪問。同社会長も兼務する南場智子オーナー(59)と同球団で毎年恒例行事の名刺交換を行い、親会社DeNAに関する企業沿革および事業内容の説明や、プロスポーツの世界に身を置くうえで「ファンへの感謝を忘れないこと」「挫折や苦難から這い上がるための方法」など約40分間に渡る講義を受講した。

 講義を終えた南場オーナーは「初々しく頼もしい選手たちが入って来てくれて楽しみ。どうやってプロ野球が成り立っているかは球団がしっかりと教育をしていると思うが、ファンによって成り立っていることは片時も忘れず自覚を持ってプロとしてのキャリアを歩んでほしい」とコメント。ドラ1入団の小園についても「声が裏返るぐらい、期待しています。頼もしいし、楽しみ。やっぱり18番を背負う、ふさわしいエースになってほしい」と笑みを交えながらエールを送った。

 一方、小園はやや緊張した面持ちで「すごく自分のこれからの野球人生のためになる話が多かった。今日という日を自分の糧にして頑張っていこうと思った」と振り返った。残り10日余りとなった初のキャンプインに関しても質問が向けられ「いろんな先輩選手から学べることは吸収できるように、しっかりと自分から聞きに行けるところは聞きに行きたい。1か月しっかりとやり切るところは目標として持っている。今は楽しみな気持ちが大きい」と目を輝かせていた。