通算2023安打をマークする西武・栗山巧外野手(38)が18日、21年目のシーズンに向け自主トレを公開した。

 昨年は史上54人目の2000安打も達成した一方で、打率2割5分1厘、長打率3割2分はキャリアワーストに終わった。
 2000本は完全に通過点だったと、ここからもうひと花咲かせる意味でも、今シーズンの踏ん張りはキャリアの中でも重要な1年となってくる。
 栗山は現在の状態について「もうちょっと気候も上がってくれば、もっとなめらかなスイングもできると思う。今はその準備段階。やっぱり基礎、土台作りがメインになってくる」と語り、2週間後に迫ったキャンプインを見据える。

 新しい取り組みは「特にない。やってきたことの積み重ねしかない。継続してどれだけやっていけるかだけ」とシンプルな思考に迷いはない。

 その中にも「工夫する余地はある」という職人は「時間の調整も含めて自分がスムーズに動けるように、時間の組み立て方も含めて。打撃はその時に応じて柔軟に対応していく」と限られた時間の使い方に言及した。

 栗山は「寒い日とか暖かい日とか所沢をメインにしていたらあるじゃないですか。できるだけ天気予報も頭に入れながら、できたら暖かい日にやった方が練習もスムーズやし。(6勤1休だった)去年の反省を生かして、車の渋滞しそうな週末は(本拠地練習を)避けようかなと(笑い)。そのへんもリカバリーだと思って、ボクの中での工夫と思って時間を有効に使いながら」と効率化に取り組んでいく考えを語っていた。