中日の平田良介外野手(33)が17日、漫画家・水島新司さんの死去を受け、追悼の言葉を寄せた。

 ニュースで訃報を知ったという平田は「『えっ?』という感じでビックリしましたし、残念です。人生で初めて手に取った漫画がドカベンでした。ドカベンを通じて漫画が好きになり、野球のルールも覚えた。生活の一部でした」と明かす。

 二軍時代に球場を訪れた水島さんとあいさつを交わしたことが出会いとなり「後日、色紙をいただきました。僕の絵が描かれてあり『夢はでっかく』という文字もあしらってありました。実家に大切に飾ってあります」と思い出を振り返る。

 新人時代には選手寮「昇竜館」にドカベンシリーズを持ち込み、まさに〝バイブル〟としていた平田。それだけに「続編を読めなくなると思うと、悲しみでいっぱいです。ご冥福をお祈りします」と哀悼の意を表した。