巨人の新人合同自主トレーニングが14日、川崎市内のジャイアンツ球場で開始。ドラフト1位右腕・大勢投手(22=関西国際大、本名・翁田大勢)ら17人の新人が始動した。

 原監督、桑田投手チーフコーチらが見守る中、金の卵たちはランニング、キャッチボール、守備練習、ティーバッティングなどで汗を流した。

 報道陣に囲まれた大勢は「自分のセールスポイントは球の強さだったり、真っすぐの強さ。そういうところをしっかりアピールして開幕一軍を狙っていきたいと思っています」と高らかに宣言した。

 この日はドラフト2位左腕・山田龍星投手(21=JR東日本)とキャッチボールで初コンビを組んだ。「彼も力入れてそんなに投げてないと思うんですけど、やっぱり球の質だったりっていうのは、今までキャッチボールした人の中でも抜けてたかなって感じがします」と右腕は驚きを隠さなかった。

 寮で生活を共にする仲間でも、プロではライバル。「試合となったらライバルになる。そういう面では、すごい仲良くしていてはダメだと思うので、周りのみんなと内面では刺激し合ってやっていきたい」と大勢は早くもプロとしての自覚を見せた。