巨人・桑田真澄投手チーフコーチ(53)が14日、川崎市内のジャイアンツ球場で新人合同自主トレを視察。17人の新人(育成10人)に訓示を行った。

 新人を前に「2つお話ししたいと思います」と切り出した桑田コーチは「1つはジャイアンツの一員になったということで自覚を持って毎日過ごして下さい。ジャイアンツの選手として権利を得たわけですから、権利を得たら必ず義務が発生しますのであいさつから始まりしっかりと自覚を持って生活して下さい」とまずはグラウンド外での姿勢を求めた。

 続けて「2つ目はプロ野球の世界は実力の世界。弱肉強食。結果が全ての世界なのでしっかりと実力をつけて成績を残して、しっかり稼いで楽しい充実した人生を送ってください」と若武者たちの成功を期待した。

 今季の巨人新人は支配下7人中6人が投手。新戦力としていきなり一軍で活躍できるかは桑田コーチの見極めにかかっている。視察を終えた同コーチは「プロ野球は1年間投げ続けるのがアマチュアと違う。スタミナと技術力が必要だと思うのでその土台をしっかりつくるというのが大事だと思います」と、新人たちに焦らず地固めをすることをすすめた。