巨人軍の4番よ、胸を張れ――。巨人の元木大介ヘッド兼オフェンスチーフコーチ(50)と宮本和知球団社長付アドバイザー(57)が10日に、「スカパー! プロ野球セットPresentsジャイアンツファンミーティング2022」(CS放送日テレジータス=1月24日月曜日、24時~25時初回放送)に出演した。

 番組内では、昨季のダイジェスト映像などを見ながら2021年シーズンを振り返り、時に真面目に、時に面白おかしくトークを展開。話術に長けた2人ということもあり、予定されていた時間を大幅にオーバーするほどの盛り上がりを見せた。

 番組中には、昨季に本塁打と打点で二冠に輝いた4番・岡本和真内野手(25)についても話題が及んだ。元木ヘッドは「和真は本当に4番らしくなってきた。チームの顔になってきてるし。キャプテンを和真がやっても良いんじゃないか、となってきた」と主砲の成長を絶賛。一方で、成長途上な「ある部分」について、こんな指摘も…。

「ただ、打たなかったとき、自分が落ち込むのは試合が終わってからにしてくれと。それが克服出来たらキャプテンになっても良いと思う。もっと堂々と、周りのことも気にして、そろそろ口に出して若い選手に言っていっても良いと思う」。

 宮本アドバイザーも「三振して帰ってくるとき、胸を張って帰ってきてほしい。この世の終わりみたいな顔せずに帰ってきてほしい」と冗談も交えながら願った。すべては期待が大きいからこそ。成長著しい〝若大将〟には、技術だけでなく、精神的な進化にも注目が集まる。