巨人・小林誠司 打撃とともに問われる“指導力” 技術伝授が期待されるG後輩らとは別自主トレ

2022年01月09日 05時15分

「崖っぷち」の巨人・小林(東スポWeb)
「崖っぷち」の巨人・小林(東スポWeb)

 課題は山積だ。9年目を迎えた巨人・小林誠司捕手(32)が崖っぷちに追い込まれている。

 昨季は出場64試合で打率0割9分3厘。2019年3月に大阪で行われた激励会の席では、原監督から「(打率)2割くらいなら大阪に置いていこうかな」と突き放された。同年こそ2割4分4厘と奮起したが、翌年は骨折による長期離脱もあって出場10試合で打率5分6厘。現在、大阪・貝塚市内で行っている自主トレでは「全てを変えないといけない。構え、スイング、(打席での)気持ちもそう。自分を進化させないといけない」と1日9時間の猛練習で打撃改造に励んでいるという。

 4年契約3年目の今季は大城、岸田と正捕手を争う。リードやインサイドワークでは小林に一日の長があるものの、置かれた立場は厳しい。球団関係者からは「複数年契約を結んだのは、チームの中心選手になってほしいから。プレー面での貢献は当然として、そろそろ後進の指導にも力を入れてほしい」との注文もついている。

 今年の自主トレも大島(中日)、神里(DeNA)ら日本生命OBと行っており、ソフトバンク・九鬼が小林に〝弟子入り〟したが、肝心の巨人若手捕手はなかなか門を叩こうとしない。「慎之助2世」の呼び声が高くヤクルト・奥川と小4から星稜高までバッテリーを組んだ山瀬慎之助捕手(20)は「技術はもちろんですが、人間としてという部分でもすごく尊敬できるところもあった」と2年連続でソフトバンク・甲斐、ヤクルト・嶋への師事を表明しているほどだ。

 小林は日本代表での経験も多く、後輩に伝えるべき財産は多い。チーム内で若手から指導を乞われる選手かどうかは、現役引退後のコーチ適性にも影響する。「年齢を重ね、チャンスは少なくなっていく。試合で結果が出るように、悔いがない準備をしっかりやる」と前を向く小林。今季はバックヤードでの行動にも注目が集まりそうだ。

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