ソフトバンク・今宮「自分のことで精いっぱい」なのに…選手会長を引き受けたワケ

2022年01月08日 05時15分

キャリアもベテランの域に入ってきたソフトバンク・今宮(東スポWeb)
キャリアもベテランの域に入ってきたソフトバンク・今宮(東スポWeb)

 低迷打破の転機となるか。今年からソフトバンクの選手会長を務める今宮健太内野手(30)。近年は相次ぐ故障の影響もあって「内野の要」としての役割を全うできず、昨季は打撃不振からレギュラーの座を失った。

 4年連続で規定打席に届かなかった男はこのオフ、完全復活に向けた準備に余念がない。昨年まで自主トレは門下生とともに「今宮組」で行ってきたが、今年は「自分のことで精いっぱい」と解体。そんな中で責任あるポストに就いた。

 選手会長は一般社会で言えば労働組合のトップのような役割を担い、選手の意見を集約して球団と折衝したりするのが主な仕事だ。広い視野が求められるだけに、プレーに支障の出ない〝余裕のある〟実力者が就くことが多い。今宮は取り巻く状況を理解した上で、こう言い切る。

「選手会長という肩書が付くことで行動を促されると思うんです。いろんなところで見られているだろうし、やらなくちゃいけないこともある。できていない人間が言っても説得力はないですからね。そういうふうに捉えると、選手会長をやるってことは張り合いができる」

 今宮の背中を強く押した人物がいた。前任の中村晃だ。「選手会長をやることはプラス。思うような結果が出ていない時だからこそ、いいきっかけになるんじゃないかなと思うんです。そう思って薦めました」。低迷が続いているからこそ、あえて後任に指名。今宮はその思いを受け取り、自ら意図を理解して就任を決意した。

 今年は自主トレを報道陣に公開することなく山ごもり。昨季激ヤセした肉体はすでにベスト体重近くまで戻っているとの情報もある。言動にも完全復活を予感させる〝頼もしさ〟が戻ってきた。

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