阪神・佐藤輝明内野手(22)の母校・近大野球部の田中秀昌監督(64)が教え子の成長に目を細めた。

 7日に近畿大学総合グラウンドで行われた佐藤輝の公開自主トレに足を運んだ田中監督は「(佐藤輝は)言動、行動も大人になってきた。阪神球団の教育も身についてきたのでは」と笑顔を見せた。

 前半戦だけで20本塁打をマークしたセンセーショナルなルーキーイヤーを振り返り「まさかあそこまで本塁打を打つとは思わなかった。交流戦での1試合3本塁打(5月28日、西武戦=メットライフ)、横浜での場外ホームラン(4月9日、DeNA戦)。何とかこのまま続いてくれればいいなと思っていましたが8月頃から調子が落ちてきた。本人もしんどかったのかな。(今季は)143試合戦える体力、精神力を身につけて頑張ってほしい」とした。

 佐藤輝本人には「三振の数を減らして四球の数を増やせば打率も上がってくるぞ」とハッパをかけたとのこと。「しっかり睡眠をとっていいものを食べて筋力を鍛えてほしい。故障しないように頑張ってほしい」とエールを送った。