ソフトバンクが獲得した〝ノーコン投手〟チャトウッドと「評判倒れペニー」の違い

2022年01月07日 06時15分

ブルージェイズ時代のチャトウッド(ロイター=USA TODAY Sports)
ブルージェイズ時代のチャトウッド(ロイター=USA TODAY Sports)

 日本球界で華麗に復活となるか。ソフトバンクに新加入するタイラー・チャトウッド投手(32)の投球に注目が集まっている。

 同投手はロッキーズ時代の2016年に12勝を挙げた実力派右腕。直近5シーズンで計20勝と不本意な成績ながら、17年オフには3年およそ43億円の契約でカブス入り。ダルビッシュとチームメートだったことでも知られる。150キロ超の動くボールが武器。投げる球自体は特筆すべきものがある。

 その一方で玉にキズなのが制球面だ。特に18年は103回2/3でリーグワーストの95四球を与える荒れっぷり。昨季も救援で32試合に投げて21四球だった。そんなノーコン投手とソフトバンクが推定年俸3億5000万円で契約したのは、近年チームに在籍した〝優良助っ人軍団〟との共通項があったからだという。

 獲得に際しては性格面も大きなポイントで「ムーアやマルティネス、レイと同じで、マジメで向上心の強いタイプのようです。昔いたペニーのような投手とは違います」(球団関係者)。現在、チームでは独自の動作解析も行っている。新たな環境で大成すべく「ぜひ(フォームの)修正点を教えてほしい」との思いも口にしているという。

 20年、抜群の安定感を誇り1年で米球界に復帰したムーアも来日初登板では大炎上した。そこから周囲が「勉強熱心」とうなる取り組みで日を追うごとに真価を発揮。実績と期待に応える活躍だった。対照的に12年入団のペニーはメジャー最多勝のタイトル経験者として推定年俸2億2500万円で契約しながら、登板1試合で5月上旬には日本からオサラバした。チャトウッドは前者タイプというわけだ。

 入団時には「ダルビッシュからも日本について多くの良い話を聞きました」とコメントしたチャトウッド。〝成功路線〟の継続となるか。

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