「第6波」の影響は球界にも及んでいる。巨人は6日に、今月中に沖縄で予定されていた選手らの自主トレ公開取材を、リモート取材へ対応を切り替えることを決定した。

 新型コロナウイルス感染者数が連日増加しており、同日には日本医師会の中川会長は「第6波に突入した」との認識を示すなど、再びコロナ禍の影響が強まっている。スポーツ界も例外ではなく、7日に予定されていたラグビー新リーグの開幕戦が選手内感染が判明したことで中止となることが決まった。

 プロ野球界にも徐々にその影響が出始めている。沖縄県内で感染者が急増していることを受けて、巨人は今月中に予定されていた菅野や坂本、中田ら沖縄で自主トレを行っている選手への公開取材をリモート取材に切り替えることを早々に決定。報道陣や関係者の移動抑制に努めた。

 前日5日にはNPBの斉藤コミッショナーが、2月に沖縄で行われる春季キャンプの有観客開催の意向を表明したばかりだが、早くも再考の可能性も高まってきた。再びコロナ禍に悩まされる球界がどのようなかじ取りを行うのか、世間の関心が集まりそうだ。