昨季、借金1の3位からV奪還を狙う巨人に強力助っ人が加わった。

 5日、巨人は前ブルージェイスのグレゴリー・ポランコ外野手(30)の獲得を発表。背番号は「23」。単年契約で年俸は2億5000万円(推定)となった。

 パイレーツで8年間プレーしたドミニカンはメジャー通算96本塁打、98盗塁をマーク。昨季、テームズ、スモーク、ハイネンマンと新助っ人野手全員がケガや体調不良で途中帰国となった。

 テームズはデビュー戦でアキレス腱を断裂。スモークは走塁面での課題が注目を浴びた。これらの反省からこのオフは「走攻守」三拍子が揃った野手を探していた。

 196センチ、108キロと恵まれた身体の左の好打者は現時点では「2番・坂本、3番・丸、4番・岡本和」に続く「5番・左翼」での起用が見込まれる。

 ポランコは球団を通じ、「読売巨人軍に入団することになり、とても胸が高鳴っています。日本や東京の街、熱心なジャイアンツファンについて、とても素晴らしいと聞いています。首脳陣やチームメイトに会うのが楽しみです。最高のパフォーマンスを見せ、一緒に優勝しましょう。さあ行こう!」とコメント。V奪還と10年ぶり日本一へ、巨人に頼もしいピースが加わった。