WBC監督決まらずもコーチは“内定”

2012年09月18日 18時00分

 すったもんだの末に出場が確定した第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表組閣人事に「あの人は入れておくべき」と第2回大会の総合コーチ・伊東勤氏(50)の名前が挙がっている。

 

 監督人事がいまだ混沌としている侍ジャパンの組閣問題だが、監督候補にも名前が挙がっている伊東氏に関しては「今回も予選ラウンド、優勝争いの大きなライバルとなる韓国対策として必要」と球界関係者の間では内定候補の筆頭に数えられている。というのも現在、伊東氏は韓国・斗山ベアーズのヘッドコーチ兼一軍打撃コーチを務めているからだ。

 

 西武の捕手、コーチ、監督時代から緻密な戦略家で「短期決戦の戦い方を心得ている」と高い評価を受ける伊東氏が、韓国代表チームの中核を成す国内リーグ主力選手の生きたデータを持っているのは心強い。前出の関係者は「監督が誰になっても伊東さんの招集は必要」と強調する。

 

 過去2度のWBCで日本の最大のライバルである韓国との対戦は実に8試合(06年3試合、09年5試合)。通算対戦成績は4勝4敗の五分だが、予選ラウンドの戦績は2勝4敗(06年2敗、09年2勝2敗)と分が悪い。大会新方式により対戦試合数が前回第2回大会より減少することは確実だが、なおのこと負けられない試合となるのは間違いない。それゆえの「伊東氏待望論」のようで、監督が決まる前にコーチが一枠埋まったか。