
中日からFA権を行使してソフトバンクに移籍した又吉克樹投手(31)が18日、福岡市内のホテルで入団会見を行った。
今季は66試合に登板して防御率1・28。タフさも売りだ。「困ったときに又吉。誰かいないときに又吉。今年は抑えもさせてもらった。言われれば、どこでもいく。その中で代わりのない存在になりたい」と新天地でのフル回転を誓った。
浅からぬ縁もある。又吉といえば独立リーグ・香川から中日に入団。独立リーグ出身者では初のFA選手でもある。
香川に在籍していた2013年、NPB入りに向けた刺激になっていたのが、定期交流戦で対戦していたソフトバンク三軍だった。
「『絶対にこの人たちを倒してプロにいくんだ』と思っていたチームだった。そういう意味では挑戦していたチームに入るのは、ものすごく不思議なイメージ」と語った又吉は、当時を「練習とかしてたら見ますよね。見てたら『あれで育成選手か』みたいな。プロに入っても、そこでの競争はあるんだなと、まず知ったのはソフトバンクだった」とも振り返る。
対戦していた育成選手の中には、今や日本を代表する捕手にまでなった甲斐拓也捕手(29)がいた。「代表で会った時に『俺とお前が代表だぜ』みたいな話はしました。まさか同じチームになるとは思っていなかったですね」。
独立リーグ時代から9年後のバッテリー結成となることについて感慨深く話していた。
【関連記事】
- 関連タグ: