巨人の中島宏之内野手(39)が13日に、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、200万増の5200万円で契約更改した。

 同級生の亀井が今季限りで現役を引退したことで、来季からはチーム最年長となる中島。球団からは「若い選手たちの話も聞いてサポートしてほしい」と要望されるなど、ナインの相談役としての働きにも期待が集まる。

 一方で、まだまだ老け込む年齢ではないのも事実。今季は81試合に出場して打率2割7分1厘、6本塁打、26打点と活躍し、チームにとってもなくてはならない存在だ。「まず自分の結果を出すこと。それと年下の選手、若い選手とも話をしながら、競争しながらやっていきたいなと思います」と、出場機会を巡る後輩たちとの〝ガチンコバトル〟を繰り広げることを明かした。

 オフには、後輩内野手の北村から志願を受けて、合同自主トレを実施予定。「(後輩の)育成とかそういうのはないと思います」と断言し「自分も練習しながら若い選手とやって。僕がやれることと彼ができることは違うと思うので、自分にもプラスになるかもしれないし、教えて一緒にやれることがあれば彼にもプラスになるかなと思って」と、後輩からも吸収して勉強していくことを語った。

 目指すはリーグ優勝、そして悲願の日本一へ。「チームにどんな形でも貢献すること」と、ベテランはすでに闘志を燃やしている。(金額は推定)