日本ハム・大谷翔平投手(20)が再発防止に向け「ふくらはぎ強化トレーニング」を開始した。

 前回登板の楽天戦(札幌ドーム)では、初勝利こそ挙げたものの6回途中に「右ふくらはぎの違和感」が再発。同症状による通算4度目の途中降板を余儀なくされた。

 そこで、首脳陣と本人はトレーニングコーチを交え、“患部”の強化トレーニングに着手。

 黒木投手コーチは「大枠の部分(大きな筋肉)ではなくて細部の部品(深層筋)の問題かもしれない。車で言ったらブレーキやアクセルのメンテナンスをするようなこと。そこの意識もつけておかないと」という言い方で昨年から懸案だったふくらはぎ周辺のインナーマッスルを強化するトレーニングに言及していた。

 大谷は「(対策は)なるべくきつく締めたり、やりようはあると思う。自分でいろいろ試しながら行けたらいい。あとはそれだけじゃない所もあるので(ふくらはぎが)つったりしても、行けるところは行く」と強化トレによる地道な対策に言及した。ただ、担当コーチは「トレーニング自体はすごく地味なもので、すぐに効果が出てくるようなものではない」と即効性ではなく、継続の重要性を強調していた。