ソフトバンクの藤本博史監督(58)が9日、球団納会の前にオンラインで報道対応。FA権を行使した中日・又吉克樹投手(31)に熱烈ラブコールを送った。

 ストレートな言葉でサイド右腕の入団を渇望した。「ぜひ、来てほしい選手。全力で(フロントに)お願いをしています」。8年間で通算400試合に登板しており、今季でいえば66試合に登板して防御率1・28と抜群の成績をマークした。

「タフな投手なのでね。チームとしてはすごく欲しい存在です。当然(7、8、9回の)後ろのほうを任せられる投手と思っています」と高い評価を口にした。

 今季は日本一V4を支えた救援陣に故障者が出たことにより4位に沈んだ。来季は盤石の態勢でV奪回を目指す。獲得することができれば「(リリーフ陣を)より強固に出来ると思う」。守護神・森、モイネロ、そして又吉で〝3M〟の勝利の方程式を作り上げることもできる。

 ソフトバンクは中日が提示したとされている3年総額4億円程度を大きく上回る好条件を用意していると見られる。条件面でのリードは大きそうだ。前回Bクラスに沈んだ2013年オフ以来8年ぶりとなるFA補強に向けて、近日中にも直接アタックをかける。

(金額は推定)