さらなる進化を見せる。ヤクルトの山田哲人内野手(29)が8日、東京都内の球団事務所で契約更改を行い、現状維持の年俸5億円プラス出来高でサインした。昨年、今年からの7年契約を結んだ山田は来年がその2年目に当たる。

 今年からキャプテンを務める山田。「チームは優勝しましたし、日本一にもなれました。また
(東京)五輪でも金メダルを取れました。1年間で世界一、日本一を経験できたことっていうのは本当にうれしく思います」を笑顔を見せた。

 ただ、満足のいくものばかりではない。打率2割7分2厘、34本塁打、101打点で、盗塁は4にとどまった。「トリプルスリーには程遠かった」と振り返る個人成績について「期待されている数字ではないと思います」と話した。

 来年に向けて2018年以来のトリプルスリーと、一度も取ったことがないゴールデン・グラブ賞を目標に掲げた。「(広島の)菊池(涼)さんという高い壁がありますけど、そこは何としても頑張って超えたい」と気合を入れていた。(金額は推定)