日本ハムの「ビッグボス」新庄剛志監督(49)が西武の主砲に感謝のリプライだ。

 8日、新庄監督はメットライフドームで行われた12球団トライアウトを稲葉篤紀GM(48)とともに視察した。

 冷え込んだこの日のトライアウト中、来季から敵となる西武の主砲・山川穂高内野手(30)から不意の挨拶を受け談笑する微笑ましいシーンがあった。

 山川はこの日、高校、大学の後輩である多和田をはじめ榎田、小川ら西武で共にプレーした4選手の動向を気にかけトライアウトを見学していた。

 一方で、気になる相手がいれば1年目の日本ハム・清宮だろうと、ソフトバンク・松田や落合博満氏でも自らアプローチをして、話を聞きに行く人間性を兼ね備えたナイスガイでもある。

 後に山川は自らのツイッターに「お手洗いを案内させていただきました」とボスとのやり取りを明かしていたが、これに新庄監督は「来年はホームランキングになるんだと伝えました トイレ案内有難う」とリプライ。

 チームの枠にとらわれず「プロ野球界を変えたい」を公言し、何より「人間性」を重んじるビッグボスにとって、この不意を突いた山川の行動が刺さっていたことは間違いない。