巨人大量〝20人自由契約〟で支配下埋まる? 原監督の言う「新戦力」とは

2021年12月04日 05時15分

原監督が言う「新戦力」とは…(東スポWeb)
原監督が言う「新戦力」とは…(東スポWeb)

 原巨人の補強の行方は…。リーグ3位に終わった巨人では今オフに引退選手を含め、大量20選手が自由契約となった。これで支配下登録上限の70人まで埋めたシーズンから一転、超スリム化で一時的に50人まで激減した。ドラフトで新人7選手が加わるが、ドラスティックな展開に球界内からは「大丈夫なの?」との声も上がり、原辰徳監督(63)の手腕が注目されている。

 終盤に失速し、優勝戦線から脱落した2021年。原監督は来季に向けて強化すべき点について、シーズン後にこう指摘した。

「〝新戦力〟を加えるということが大事なことでしょうね。今のメンバーの底上げはもちろん(必要)だけどね。ドラフト、あるいは外国人。まあ、FAなのかという部分というのはまだ分からない。現在のケガ人も含めて」

 原監督が語った「新戦力」とは、外部から迎える戦力ばかりでなく、手術明けなどの理由で一軍未登板の山崎伊らホープの成長、たび重なる故障に泣かされた梶谷らの復活も含まれている。

 そんな中で今オフは大幅に戦力を見直した。助っ人ではサンチェスとハイネマンが退団し、亀井と大竹、野上のベテラン3選手は引退。陽岱鋼もチームを去り、鍬原ら12選手とは育成再契約の見込みながら自由契約とした。その総数は実に20選手にものぼる。

 ドラフトでは、原監督の発案により、巨人では異例の「大勢」が登録名となる1位の翁田大勢投手(22=関西国際大)ら7人が加入する。それでも、一軍に出場可能な支配下は57人にとどまる。しかも、例年は開幕時に「62人か63人」とするのがフロントの理想形だ。

 この大胆なスリム化に球界関係者からは「ここまで減らして大丈夫なの? 外国人はサンチェス、途中で帰国してしまったスモークとテームズの代わりに最低でも投手1人と野手2人は獲るだろうけど…」との声も聞こえてくる。

 もちろん、育成選手が支配下へ昇格するチャンスは格段に広がるが「常勝」の宿命を背負うのが巨人だ。球団は今オフのFA戦線への参入にはかねて慎重姿勢。FA市場自体も活発ではなく、9日の交渉解禁日を前に移籍も視野に権利行使を表明したのは中日・又吉のみ。広島の大瀬良や九里らに続き、阪神・梅野も3日に残留を表明した。

 こうなると、新外国人の枠を〝4人以上〟に拡大するかトレード、他球団から自由契約となった選手の獲得やトライアウトで発掘するなどの選択肢しかなくなってくるが…。

 原監督が最重要課題に位置づけた「新戦力」。チーム内をいかに強化しながら外部の力も注入していくのか――。

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