巻き返し誓う虎のエース・西勇輝が「必要な戦力」と重宝される理由

2021年12月01日 06時15分

来季の巻き返しを誓った西勇輝(東スポWeb)
来季の巻き返しを誓った西勇輝(東スポWeb)

 阪神・西勇輝投手(31)が30日に兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸2億円プラス出来高でサインした。

 4年契約3年目となる今季は24試合に登板し6勝9敗、防御率3・76と低調な結果に終わり、3年連続で記録していた2桁勝利にも届かなかった。2月の春季キャンプを喘息の影響で途中離脱すると、その後も首の寝違え、ぎっくり腰などに悩まされ満足な数字を残すことができなかった背番号16は「小さなケガがちょっとした変化となって制球やトレーニングが制限されてしまった。年も30を超えたので気をつけながら一つひとつを丁寧にやっていきたい」とし、来季の巻き返しを誓った。

 シーズン最終登板となった10月13日の巨人戦(東京ドーム)では2回一死で右ヒジの異変を訴え降板。激しい優勝争いのさなかにもかかわらず、捕手の坂本や福原投手コーチに一言も告げず一方的にマウンドを降りた振る舞いは、球団OBから苦言を呈されるなど大きな批判を浴びた。チームも0ゲーム差の僅差で優勝を逃してしまったこともあり、6勝9敗と3つの借金をつくった西勇にとっては風当たりの強い1年となってしまった。

 だがそんな今季の西勇を擁護し評価する声がチーム内から多く聞こえてくることも事実だ。球団関係者は「状態が万全でないながらも今年もギリギリながら規定投球回数に到達してくれた。ウチは中継ぎ陣に負担をかけやすいチームだけに、もし西勇がいなければ今年はもっと苦しい戦いになったに違いない」。

 今季も含め、直近9年で8度も規定投球回数に到達している西勇は球界屈指の〝イニングイーター〟。100球をめどに降板する先発投手が多くなった昨今では貴重な存在だ。阪神ブルペン陣を救うためにも、まだまだ西勇の力はチームにとって必要との見方だ。

 古巣・オリックスの優勝を目にし「矢野監督を胴上げすることができなかった。来季こそチームを優勝に導きたい」とした西勇。2022年は自身の真価を証明できるか。

=金額は推定=

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