今季リーグ5位に低迷した中日の球団納会が30日、名古屋市内のホテルで行われ、立浪和義新監督(52)や来季から球団エグゼクティブアドバイザー(EA)に就任する与田剛前監督(55)、大島宇一郎オーナー、選手ら関係者85人が出席した。

 あいさつで立浪監督は「与田前監督が残していただいた良い形、良いものをしっかりと継承して、来季につなげてチームを強くしていく決意です。秋のキャンプで徹底して選手の下半身の強化をしてきた。どうか期待してください。必ず結果を出します」と力強く表明した。

 今季の与田竜は12球団トップの防御率3・22の投手陣を誇ったが、本拠地バンテリンドームでは2・52ながらビジターでは3・96まで跳ね上がる。完全な〝内弁慶〟の状態に指揮官は「ビジターで点を取られて点を取れないときは、この成績になるのははっきりしている」と言及。

 その上で「バンテリンはストライクゾーンで勝負できるが、ビジターではそうなっていないので、本当の意味での制球力をもっと磨いていかないと。今年投手陣が良かったからと言って安心すると大変なことになる」と気を引き締めていた。