巨人・喜多隆介捕手(23)が26日、東京・大手町の球団事務所で来季契約交渉を行い、40万円増の460万円で更改した。

 育成ドラフト2位で入団し、1年目となった今季は8月30日に支配下に昇格。阪神、ヤクルトとのCSでは危機管理の一環で〝第4捕手〟としてチームに帯同した。一軍で出場する機会こそ巡ってこなかったが、喜多は「入団した時に思い描いていたものよりも、はるかにいい一年になったと思います。一軍の中で今まで目標にしていたことがより明確になった。この舞台で活躍しないとと強く思えた」と鼻息は荒い。 

 一軍で居場所をつくるために乗り越えるべきライバルもハッキリしている。「今、一軍にいる3人の方を追い越していけるように。その3人の方と同じ結果を残していたら使ってもらえない。その3人の方以上の結果を求めて貪欲にやっていきたい」。

 喜多が言う「3人の方」とは大城と小林、岸田を指す。正捕手争いに割って入るべく、猛アピールしていく。(金額は推定)