粘り切れなかった。ヤクルトのエース・小川泰弘(31)がオリックスとの日本シリーズ第3戦(23日=東京ドーム)に先発し6回を投げて被安打5、3失点。右腕は今年のポストシーズンで初登板も、勝利を手にすることはできなかった。

 小川に3回に1点の先制を許す。5回に味方打線から3点の援護をもらうも、その直後の6回先頭・吉田正に二塁打。続く杉本に1号2ランを浴びて同点に追いつかれた。3―3の6回一死で打席が回り、代打・坂口と交代した。

 2015年以来の日本シリーズの舞台での先発に「すごく緊張しました」という右腕は「先制されて最少失点で何とかしのぎ粘って投げていたのですが、最後のホームランはすごく悔しいです」とベンチで唇をかみしめた。