巨人の桑田真澄投手チーフコーチ(53)がG投再建のため、守備面面を徹底的に鍛える。
 
 セ3位から巻き返しを狙う巨人の投手責任者となった桑田コーチは22日、「僕は投げるだけではダメだと思ってます」とキッパリ。現役時代、8度のゴールデングラブ賞受賞を誇る同コーチは「守備、バントとかカバーリングとか、そういうのも徹底してやりたい。今年も守備で『ここアウト取れたら楽だったのにな』というのはたくさんあった」と振り返る。

 まずは投手の意識改革から始める。「考え方ですね。やっぱり、何事も原理原則がある。まず頭で理解してもらって、だからこうした方がこうなるよねというのは理解してもらって、体で覚えてもらいたい」と選手に納得させたうえで指導していくという。

「投げて3つアウト取らなくても守備でもアウトを取れる、カバーリングでもアウトを取れる。色んなものをレベルアップして勝てるピッチャーになってもらいたい」と同コーチ。「投げてよし、守ってよし」の投手育成に尽力する構えだ。