オリックス「1年だけじゃダメなんです」 今季の躍進よそに…早くも “日本シリーズ後” を心配

2021年11月23日 05時15分

個性派ぞろいのオリックスだが…(東スポWeb)
個性派ぞろいのオリックスだが…(東スポWeb)

 長年の低迷から脱し、ようやくスポットライトを浴びているオリックスが「日本シリーズ後」を心配している。エース・山本、主砲・吉田正をはじめ、ラオウ杉本、宮城、紅林らのブレークで知名度も急上昇となっているが、一方でフロント関係者は手放しで大喜びなわけではない。

「まだまだ全国区を100としたら20くらい。関西でも阪神の二軍選手は知ってても、オリックスの一軍は知らないという人は多い。たとえ日本一になっても、その後はまた落ち着いてしまうんじゃないか。今だって(世間の関心は)新庄、新庄でしょ」と危機感を募らせる。

 阪神人気が不動の関西にあって、快進撃を見せたオリックスの今季の地上波のテレビ中継はわずか7本。内訳は関西テレビが深夜のダイジェスト版で5本、NHKが2本で他局はゼロだ。これは12球団で最も少ない中継本数とされる。

 来季の本数増についても、あるテレビ局関係者は「阪神戦でもスポンサーがつきにくい状況なので、オリックスまで手が回らないのが正直なところ。ソフトとして売りにくい。優勝したからといって、本数を増やすのは難しい」と見ている。2年連続最下位からの〝成り上がりV〟を成し遂げ、さらに五輪金メダルの〝無双〟山本、〝マッチョ〟吉田正をもってしても地上波戦略は簡単ではないという。

 それだけに球団関係者は「まずは関西でもっと選手を知ってもらい、野球ファンだけじゃなくて全国にオリックスを浸透させていくこと。それには毎年勝っていくしかない。日本シリーズに出られたことをきっかけにし、常勝チームになること。一過性じゃダメ、1年だけじゃダメなんです」と語気を強めた。実力はもちろん、イケメンや個性派ぞろいのオリックス。人気定着には強さの継続しかないようだ。

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