プロ向きの性格だ! オリックス・小田が記者を仰天させた新人時代の“衝撃行動”

2021年11月18日 06時15分

プロ向きな性格のオリックス・小田(東スポWeb)
プロ向きな性格のオリックス・小田(東スポWeb)

【楊枝秀基のワッショイ!スポーツ見聞録】はっきりしているな。プロ向きな性格だな、というのが最初の印象だ。現在からさかのぼることほぼ6年。オリックス・小田裕也外野手(32)との会話が今でも記憶に残っている。

「プロ野球選手というのは夢を与えられる存在じゃないといけない。プレーで魅せるのはもちろん、活躍すればこんないい家に住めて、とかいうのも大事だと思うんです」

 おっしゃる通りだと同意した。だが、当時も今も小田はブランドもので着飾るわけではもなければ、超高級腕時計をひけらかすようなタイプでもない。

 当然、金のネックレスにブレスレットのような昭和のプロ野球選手な人でもない。どういうところにこだわっておカネをかけるのか。探りを入れていくと、衝撃の事実を知ることになった。

「調子に乗っているとか、バカだなとか、周りから言われてしまうことは分かってはいるんです。でもあえて、考えて決断しました。後から自分が追いつけるように」

 2014年ドラフト8位で社会人の日本生命から入団した小田。オリックスとは契約金2500万円、年俸1000万円(推定)の条件で合意した。その年俸の額面を大きく超える欧州産の高級車を、その時すでに購入していたのだ。

 記者の職業病というのか、すぐに無粋な勘ぐりをしてしまう。活躍できる保証はない。税金はどうするのか…。そんなこちらの心を見透かしたように「自分にプレッシャーをかけてるんですよ」と、小田はすがすがしく言い切った。

 あれからプロで7シーズンを過ごし、先日のCSでは日本シリーズ進出決定タイムリーを放つなど、チームにはなくてはならない存在となっている。ただ、レギュラーを獲得したわけではない。今も高い目標を持ち続けているに違いない。

 もし、オリックスが日本一となったら小田が自分にどんなご褒美を用意しようと考えているのか。日本シリーズが終わったころに、こっそり取材してみようと思う。

☆ようじ・ひでき 1973年生まれ。神戸市出身。関西学院大卒。98年から「デイリースポーツ」で巨人、ヤクルト、西武、近鉄、阪神、オリックスと番記者を歴任。2013年からフリー。著書は「阪神タイガースのすべらない話」(フォレスト出版)。21年4月にユーチューブ「楊枝秀基のYO―チャンネル!」を開設。

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