「ビッグボス」新庄剛志監督(49)の就任で注目される日本ハムは16日、海外フリーエージェント(FA)権を取得していた西川遥輝外野手(29)、国内FA権を取得している秋吉亮投手(31)、大田泰示外野手(31)の3選手と協議した結果、来季の契約を提示せず、野球協約第66条の保留手続きを行わないことを発表した。

 これにより3選手はいずれも海外、国内全球団との交渉が可能となる。

 稲葉篤紀GMは「3選手と来季以降のプレー環境について協議した結果、選手が取得した権利を尊重し、ノンテンダーとすることを選択しました。選手にとって制約のない状態で、海外を含めた移籍先を選択できることが重要と考えた結果です。昨年も、ノンテンダーの村田透投手と再契約した例があるように、ファイターズとの再契約の可能性を閉ざすものではありません」とコメントした。

◆野球協約【第66条】(保留の手続き)(1)球団は毎年11月30日以前に、コミッショナーへその年度の支配下選手のうち次年度選手契約締結の権利を保留する選手(以下、「契約保留選手」という。)、任意引退選手、制限選手、資格停止選手、失格選手を全保留選手とし、全保留選手名簿を提出するものとする。