【パCS】ロッテを幻惑させた主砲・吉田正と新助っ人ラベロの〝驚異の回復〟

2021年11月11日 05時15分

3回、ヒットを放った吉田正(東スポWeb)
3回、ヒットを放った吉田正(東スポWeb)

 パ・リーグのCSファイナルステージ第1戦(10日、京セラドーム)はリーグ覇者のオリックスが、レギュラーシーズン2位のロッテに1―0で快勝。日本シリーズ進出に大きく前進した。エース山本由伸が4安打無失点、10奪三振の完封劇で〝無双〟ぶりを発揮すれば、右手首の骨折から復帰した主砲・吉田正も「3番・DH」でスタメン出場し、第2打席で中前打を放って復活をアピール。また夏場から加入した新助っ人のラベロも「7番・左翼」でスタメンに名を連ね、6回に右中間を破る二塁打を放った。

 10月2日のソフトバンク戦で右手首に死球を受けて尺骨骨折した吉田正は驚異的な回復力でこの日に間に合わせたが、万全の状態とは言えなかった。中嶋監督も「打撃練習を見てる限り合わせる打ち方しかしていないし、どうかなあ、と思った」と心配し、前日も「明日にならないとわからない。軽々しく言えない」「調子の悪い選手を待っているわけにはいかない」などと話していた。

 本人の思いとトレーナーの報告で「そこまで準備したのならいこう」と出場を判断したが、球団関係者は「ロッテにしても吉田が出るのか出ないのか、状態がいいのか悪いのかもわからず、困ったはず」と結果的に〝幻惑〟させたと見ている。また、ラベロについても来日してまもなく二軍戦で右手首に死球を受けて骨折し、一軍の試合は2試合だけ。状態がよかったことで抜擢されたが「ラベロもほとんどデータがなかったはず。秘密兵器のような存在になった」という。フタを開ければ2人とも涼しい顔で快音を響かせ、チームに大きな1勝をもたらした。

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