ソフトバンクが異例の走塁練習 本多コーチ「打たずに勝つってことを提案した」

2021年11月10日 23時08分

本多内野守備走塁コーチ(東スポWeb)
本多内野守備走塁コーチ(東スポWeb)

 かねて鷹の「走塁改革」を主導してきた男は言った。「打たずに勝つってことを提案した」。現役通算342盗塁を誇ったソフトバンク・本多雄一内野守備走塁コーチ(36)。宮崎秋季キャンプ(生目の杜運動公園)の10日、異例の走塁練習を行った。

 走者一、三塁のケース。投手が一塁へけん制した瞬間に三塁走者が本盗を仕掛けた。本多コーチは「一、三塁のダブルスチールっていうのは結構あったけど、けん制ってのもあっていい。逆にそういうのもあるよって見せた方がいい」と、狙いを語った。

 今季は1点に泣いたソフトバンク。リーグ2位の564得点ながら、1点差ゲームの戦績は8勝19敗(勝率2割9分6厘)と弱かった。「たかが1点だけど、されど1点の時がある。そういう時に使いたい」「打てない時にどうにかこの1点をもぎ取る。細かいプレーでもぎ取るっていう主旨でやった」とも力説した本多コーチ。「一つしないと警戒しない。策をそのまま閉じ込めていても使わないまま終わると意味がない。どんどん提案していって、監督にこういうことしていきませんかってことは言っていきたい」と、次なる策も用意済みの様子だった。

 二軍監督時代から「次の1点」にこだわる野球を信奉してきた藤本監督も「いろいろ試して、隙があれば1点でも多く取れればいい。走塁面で秋にしかできないことをコーチが考えてやってくれている。どんどんチャレンジして、できるできないを明確にしてやっていきたい」と取り組みを歓迎した。

関連タグ:

ピックアップ