巨人は10日のヤクルトとのCSファイナルステージ第1戦(神宮)で0―4の完封負けを喫した。

 初回に先制点を奪われたのは初回一死一、三塁の場面。村上が遊撃と左翼の間に打ち上げたフライを遊撃手の坂本勇人内野手(32)が捕球した。ただ、上空には強風が吹き荒れ、坂本の捕球体勢がやや崩れ、グラブに収めてから体を回転させながらの送球となった。その間に三走の塩見に本塁を陥れられた。

 結果的には痛い失点となったが、元木大介ヘッドコーチ(49)は「あれはもうしょうがないよ。塩見のナイスランじゃない?」と坂本をフォロー。左翼手のウィーラーが捕球することにも「いやいや、きついよ。風もあるし難しい」とやむを得ないとした。

 ならば、打って取り返すしかなかったが、ツバメ先発・奥川の前に沈黙。元木ヘッドは「(奥川は)良かったね。切り替えます」と前を見据えた。