いい形でスタートを切った。ヤクルトはCSファイナル初戦・巨人戦(神宮)で初回に3点を挙げた。先頭・塩見の二塁打と青木のゴロ、山田の四球で一死一、三塁のチャンスをつくると、村上宗隆内野手(21)の遊飛の間に三走・塩見が俊足を生かしてホームを陥れ、先制点を挙げた。

 さらに二死一塁でドミンゴ・サンタナ外野手(29)が巨人先発・山口の初球、127キロのスライダーを左翼スタンドへと叩き込んだ。CSファイナルの〝1号〟2ランとなったサンタナは「塩見がすばらしい走塁をしてくれてチームに勢いをつけてくれた。先制してくれて楽な気持ちで打席に入れましたし、自分の打撃に集中することができました。いい角度で上がってくれました」と話した。