巨人・原辰徳監督(63)が7日、CSファーストステージ第2戦(甲子園)で早々と先発の高橋優貴投手(24)に降板を命じた。

 今季の阪神戦で5戦4勝、防御率1・45と好相性を誇った左腕だが、立ち上がりから苦しい展開を強いられた。初回こそ無失点で切り抜けたが、自身の暴投も絡んで一死一、三塁の大ピンチを招いた。そして2回は一死から梅野と佐藤輝の連続二塁打で痛恨の先制点を献上。なおも一死二塁で相手先発・青柳に8球粘られながらも空振り三振に仕留めたが、近本には右前打で二死一、三塁に…。

 なかなかリズムに乗れない高橋を見かねた原監督は、ゆっくりとベンチを出て球審に高木への交代を告げた。序盤での継投策に、甲子園の場内は「おぉ~」と大きくどよめいた。

 高橋は1回2/3で46球を投げ、5安打3奪三振の内容。2番手の高木が中野に左前適時打を浴び、高橋は2失点で無念の降板となった。