オリックス 日本Sの相手は「阪神でなければいい」 関西ダービーに “拒絶反応” の理由

2021年11月06日 05時15分

オリックス・中嶋監督の胸中は…(東スポWeb)
オリックス・中嶋監督の胸中は…(東スポWeb)

 1996年以来の日本一に向け、10日からCSファーストステージ(京セラ)を控えるパ覇者のオリックスが、日本シリーズに意外な対戦相手を希望している。セのファーストSは阪神―巨人で争われ、勝者がファイナルSでヤクルトと激突。ファンとすれば阪神との日本一をかけた〝関西ダービー〟が期待されているのだが、オリックスのチーム内では「阪神とはやりたくない」のだという。一体どういうワケなのか…。


 ファイナルSに向けて京セラドームで練習を続けるオリックスは中嶋監督をはじめ、ナインらは一致団結。右手負傷の主砲の吉田正も別メニューながら復帰に向けて調整し、決戦に備えて緊張感を高めつつある。

 モチベーションはもちろん25年ぶりの日本一だが、チーム内では「相手が阪神となるとちょっと困る」との声が聞かれる。人気球団の阪神との決戦となれば関西がこれ以上ない盛り上がりとなり、ファンやマスコミ、阪神球団も望んでいるはずだが…。

 あるチーム関係者は「阪神が相手だとホームがホームにならない。ほとんど黄色に埋まってしまうだろうし、マスコミ報道も阪神ばかりになる。ウチが勝っても阪神が負けた方が扱いが大きいだろう。選手をそんな雰囲気の中でやらせたくない」と気をもんでいる。

 阪神は関西を中心に言わずと知れた超人気球団で、オリックスとの京セラドームでの交流戦でもスタンドは阪神カラーの黄色が目立っていた。決してファンが多くないオリックスとすればホームなのにアウエー感が漂い、報道も阪神中心となることが予想されるだけにナインのメンタルを心配する〝親心〟というわけだ。

 かといって95年の日本シリーズで野村ID野球にしてやられたヤクルトへのリベンジもピンとこないという。天才イチローをもってしても野村監督、古田の戦術の前にかなわず、1勝4敗で神宮で屈辱の胴上げを許した。26年ぶりのドラマ再現にもなるのだが「今の選手はそんなこと知らない。中嶋監督はいたけど、こだわりはまったくない」(同関係者)。巨人にしてもかつての球界の盟主のイメージは薄れ、是が非でも倒したい大敵というわけではない。

 つまり「阪神でなければいい。ヤクルトでも巨人でも、とにかく東京でやりたい」ということ。ナインにすれば相手がどこでも不足はないとはいえ、関西ダービーでアウエー感を味わうより、ヤクルトか巨人との東西決戦こそが、オリックスの切実な本音ということか…。

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