中日球団は2日、名古屋市内の球団事務所で来季からコーチ陣に加わる片岡篤史二軍監督(52)、中村紀洋一軍打撃コーチ(48)、森野将彦一軍打撃コーチ(43)、西山秀二一軍バッテリーコーチ(54)、大西崇之一軍外野守備走塁コーチ(50)、山井大介二軍投手コーチ(43)と正式契約を結んだ。

 2008年以来の中日復帰となった中村打撃コーチは「まさかというところですね。ドラゴンズから話を聞いたときに『おっ!』という感じでした。立浪監督から連絡をいただいたときに『ありがとうございます』という一声でした」と予想外のオファーだったことを明かした。「立浪監督からは石川(昂弥)君を育ててほしいと真っ先に言われたので秋季練習で見てみたいと思いますね。日本を代表する打者になるはずです。後は本人の意思ですよね。ケガもなくやってくれれば日本を代表する打者になると思います」と将来の4番候補の期待がかかる石川昂の育成にヤル気満々だった。

 この日は立浪監督も球団事務所に姿を見せたが「技術面も含めて期待しています。高校野球(浜松開誠館高で非常勤コーチ)を教えていろんなところで経験を重ねている。右打者はドラフト(1位指名のブライト健太=上武大、2位指名の鵜飼航丞=駒澤大ら)含めても多い。彼の打撃理論もよく知ってますしね。教えることもうまいですし本人も若いころ振り込んでやってきた選手。そのへんはうまくやってくれるという期待はあります」と中村打撃コーチに全幅の信頼を置いていた。