最後も記録で締めた。広島・栗林良吏投手(25)が1日のヤクルト戦(神宮)の9―6の9回に登板。新人最多タイの37セーブをマークした。

 今季最終戦での登板で、待っていたのは意外な展開だった。先頭・宮本に3球目をとらえられ、打球は右翼ポール際へ。ファウルと判定されたが審判団の判断でリプレー検証が行われた。検証後の判定もファウル。しかし、プレー再開直後の4球目を再び強振され、右翼へ1号ソロに。これが栗林のプロ初被弾だった。しかし、続く渡辺、村上を連続三振。嶋には四球、山崎には安打されたが、西浦の代打・青木を三振とした。

 栗林は2009年の岩瀬仁紀(中日)に並ぶ歴代2位の20試合連続セーブも達成。今季については「セーブ機会で1回も失敗しなかった。自分の中では与えられた仕事を100%できたのかなと思う」と話しつつも「これを何年も続けてできるようにしていかないといけないと思います」とさらなる活躍を誓っていた。