パ・リーグは30日、レギュラーシーズンの全日程を終了し、個人タイトルが確定した。投手部門ではオリックスの山本が最多勝利(18勝)、最優秀防御率(1・39)、最多奪三振(206)、勝率第1位(7割8分3厘)で4冠を獲得。オリックスは野手部門でも吉田正が首位打者(3割3分9厘)と最高出塁率(4割2分9厘)、杉本が最多本塁打(31本)と合わせて7部門を勝ち取った。

 4冠の山本は「実現することができて本当にうれしい。来年も同じ以上にできて当然だと思う。より進化できるようにしっかり練習したい」と喜びを口にした。吉田正も「チームとして優勝できたことが一番ですが、打撃タイトルも一つの目標にしていたので素直にうれしく思う」としたが、終盤にケガで離脱したことで「もう一つの目標の全試合を戦い抜いてのタイトルではありませんので、そこをまた来年の課題にがんばっていきたい」と話した。