王顧問 WBC現役監督除外はナンセンス

2012年09月09日 14時00分

 NPB・加藤コミッショナーの特別顧問を務めるソフトバンク・王球団会長が8日、混迷するWBC監督問題について新たな見解を示した。秋山監督が筆頭候補になっている12球団の現役監督に白羽の矢を立てる可能性があることを改めて強調すると、早ければ今週中にも決着させたい構えを見せた。

 

 開口一番「昨日の今日で(監督人事に)進展はありませんよ」と切り出した王会長だったが、その口ぶりは改めて現役監督がWBC指揮官の有力候補として残っていることを示すものだった。

 

 昨季の日本一監督でもあることから候補に挙がっている秋山監督が「現場は無理」と頑なな姿勢を見せるなど、ペナントレースに影響が出る立場の現役監督が指揮を執ることの難しさが指摘されている。第1回WBCでは、王会長自身がソフトバンクの監督と兼任する形で指揮を執っていて、その大変さは誰よりも知るところだ。

 

 ただ、ロンドン五輪から野球が消えた今、何とか参加にこぎ着けた今大会での3連覇に期待する声は大きい。「最初からこうと決めちゃうと選考の幅が狭くなる。現場の人たちはシーズンもあるし、最初から行きますというのは聞いたことがない」。現役監督の気持ちは誰よりも理解しているが、それでも“勝てる指揮官”をチョイスする考えにぶれはない。

 

 王会長は「早く決めないとならないのは確か」と一刻も早い決定を目指す。現在、シーズンは終盤戦に入っている。「2週間とか(決定が)遅れたら、もっと(ペナントレースは)佳境だからね。(今月の)下旬なんかいっても(特にパ・リーグは混戦で)優勝が決まってないだろうからね」。来週中にも決定したいのが本音だ。

 

 いよいよ最終局面。第1回大会を世界一に導いた王会長が「こればかりは年の巡り合わせだからね。来年WBCやるのはね。(自分やコミッショナーら)決めるほうが決めるということで進めていかないといけない。アドバルーンばかり上げてても仕方ない」と力を込めた。