ソフトバンク・工藤公康監督(58)が27日、ペイペイドームで退任会見を行い、王貞治球団会長(81)への感謝と敬意を改めて表した。

 自身の選手時代からの交流を振り返りつつ、7年間の監督生活を終えて「(王会長は監督時代)選手が相談したらすぐに答えが返ってくる監督だった。監督の器、人としての器を感じた。そこを一番尊敬しています。僕もそうなりたいが、難しい。近づくために、もっともっと勉強したいです」と語った。

 王会長、球団フロントからの続投要請を受けながら一貫した辞意を貫いての退任。「今は抜け殻みたいな感じ」と笑い、会見では「勝負師の顔」はなく終始リラックスした様子だった。