今季限りでの現役引退を表明している日本ハム・谷口雄也外野手(29)が26日の西武戦(札幌ドーム)で、7回に代打出場。現役最終打席で通算140本目となる左前打を放った。

 西武2番手・森脇の初球のストレートを左前にはじき返した谷口は、一塁ベース上で涙。スタンドから自然発生的に湧いた拍手に万感の思いをかみしめ、11年間の現役生活に別れを告げた。

 谷口は「よかった、という一言に尽きます。緊迫した場面で出してもらって、なるべくひと振りで決めたいと思っていました。僕の特徴、ずっと追い求めてきた逆方向への打撃を最後に表現できてよかったです」とコメントを出した。