今季9勝を挙げていた巨人・戸郷翔征投手(21)が自身初の10勝を逃した。

 巨人の今季最終戦となった24日のヤクルト戦(神宮)で先発した戸郷は、3回まで完全投球を見せるも、2巡目の4回につかまった。

 先頭・塩見に内野安打を許すと四球、死球で無死満塁のピンチ。4番・村上に右前適時打を浴びた。さらにサンタナに2点適時打、二死満塁から投手・原に左翼線へ走者一掃の適時二塁打を浴びた。

 6失点を喫した戸郷は次の回に代打を送られた。4回75球4安打6失点で今季最終登板を終えた。

 五輪前の前半戦で8勝を挙げた戸郷だったが後半戦はわずか1勝と勝ち星に恵まれず。3年目右腕の初の2桁勝利は来季へと持ち越しになった。