1年ぶりも何のその。巨人の高橋優貴投手(24)が23日のヤクルト戦(東京ドーム)で、5点リードの6回から今季初となる救援登板。2020年11月14日のDeNA戦(横浜)以来となる救援登板ともなったが、1回を投げて無失点に抑えた。

 総力戦を象徴する登板となった。宮本投手チーフコーチが前日に「明日(23日に)もしかしたら(高橋)優貴をリリーフに入れる可能性がある」と明かした通り、ブルペン待機となった高橋。今季チーム最多の11勝(9敗)を挙げている勝ち頭は、5回1失点と好投したエース菅野に代わり、2番手として6回のマウンドに上がった。

 先頭打者・青木に四球を与えて出塁を許したが、続いて山田が放ったセンター奥深くへの打球を丸が全力疾走で追い付き好捕。既に二塁を蹴って三塁に到達していた一走・青木は当然帰塁できるはずもなく、併殺打となった。

 その後は村上を内野ゴロに打ち取り、終わってみれば打者3人で終わらせる好救援。約1年ぶりの救援登板も、勝利を確かなものとする見事な投球となった。