巨人・原監督が亀井引退会見で愛ある辛口エール「もっとできたな、亀ちゃん」

2021年10月21日 17時54分

原監督(右)から花束を受け取る亀井(東スポWeb)
原監督(右)から花束を受け取る亀井(東スポWeb)

 まさに指揮官の独壇場だった。21日に都内で行われた巨人・亀井善行外野手(39)の引退会見にサプライズで原辰徳監督(63)が阿部慎之助作戦コーチ(42)とともに登壇。亀井に花束を贈るとマイクを握った。

 10日ほど前、指揮官は正式に引退の報告に来た亀井とヒザを突き合わせた。「(亀井に)最初に言ったのはヒット1000ちょっと(=1069安打)打ちました。ただ彼を最初に見た時からすると数字は半分ぐらいだったかなと、『もっとできたな、亀ちゃん』というような話をして2人で苦笑いした」(原監督)。亀井が2000安打を打つ未来がハッキリ見えていたという。

 その期待が2009年WBC代表入りにつながった。「(代表監督として)一番最初にメンバーを決めたのが亀井、そして片岡(治大=現巨人三軍野手総合コーチ)、川崎(宗則=現BC栃木)この3名でした。混成チームを作るうえでもっとも重要なのがサブプレーヤーの存在」と指揮官は振り返った。

 そこでのイチローとの出会いが亀井を急成長させたという。「イチローとずっとそばにいて、いい勉強になったんでしょう。侍でもいい役割をしてくれました。そして帰ってきたら人が変わったように大ブレークしました。5番バッターとしてホームランもたぶん25本打ったんじゃないでしょうか。これでひとつ高橋由伸と双璧となるような選手ができた」と指揮官は喜んだという。

 だが好事魔多し。右肩上がりだった亀井を翌2010年、ケガが襲った。左ヒジを痛め出場71試合、打率1割8分5厘、5本塁打に終わった。原監督は「私の中で非常に想像もできないような素晴らしいプレーもあるけど、思ったように順調にというような選手でもなかった。いつでも彼に対し新鮮味、いつでも若手、中堅。毎年、毎年、期待をしている選手だった」と背番号9に優しい目を向けた。

 残りの試合数は限られているが、指揮官が亀井のプレーを最後まで見届ける。

関連タグ: