巨人は20日のDeNA戦(横浜)に3―2で勝利。原辰徳監督(63)は、元巨人でこの日が引退試合となったDeNAの中井大介内野手(31)に惜別メッセージを送った。

 中井は7回に代打で登場し、現役最終打席で巨人2番手の畠から右前打をマークして有終の美を飾った。試合後には引退セレモニーが盛大に催され、涙で言葉を詰まらせた。巨人では2018年オフに戦力外通告を受けたが、17年の9月26日のヤクルト戦(東京ドーム)で放った本塁打は「球団1万号」としてその名を刻んだ。セレモニー中も巨人ベンチでは小林や立岡らが、最後の雄姿を目に焼きつけていた。

 原監督は試合後、報道陣からの問いかけに「横浜で大事にされるというね。ジャイアンツで彼が18歳の時から見ていますけど、非常に横浜球団に感謝しますね」とした上で「大介はまだまだ若い。現役は終わるけどもね、これからの方が長いわけで。エールを送り、健闘を祈るというところですね」と温かい言葉で送り出した。