西武は20日、榎田大樹投手(35)、小川龍也投手(30)と来季の契約を結ばず戦力外としたことを発表した。

 榎田は18年に岡本とのトレードで阪神から西武に移籍。先発として11勝(4敗)と活躍しチームのパ・リーグ制覇に貢献した。19年からはけがの影響から出場機会は減少。今季の一軍登板はなく、5月のイースタン・リーグ、ヤクルト戦でライナーが左指を直撃。左母指末節骨開放性骨折、基節骨骨折に対する骨接合術を受け9月に実戦復帰していた。

 18年7月に中日からの金銭トレードで西武に加入した小川は翌19年には貴重な左の中継ぎとして55試合に登板、4勝1敗で15ホールドでチームの連覇に貢献した。 昨年11月に左肘鏡視下関節形成術を受け、今季は登板5試合で防御率9・00だった。

 西武は10月11日のドラフト会議で1位の隅田、2位の佐藤の大卒即戦力左腕を含め本指名、育成合わせて4人の左投手を獲得している。