若虎アッサリ…“松坂は過去の人”

2015年03月03日 16時00分

江越(手前)ら若手の打撃練習をチェックする和田監督(左)

 阪神は4日に本拠地・甲子園球場でソフトバンク・松坂大輔投手(34)と対戦予定。“元祖・怪物”の日本球界復帰後、初登板とあって大注目カードだ。そんな中、虎首脳陣は若手に「松坂を打ち崩せ!」と猛ハッパをかけている。自信をつけさせる絶好の機会とにらんで入れ込んでいるのだが、肝心の若虎たちは“過去の人”と割り切っているようで…。

 

 松坂を本拠地で迎え撃つ阪神。1998年に横浜高のエースとして甲子園春夏連覇を達成した“元祖・怪物”の記念すべき日本球界復帰第1戦での聖地対決だけに、周囲は大いに盛り上がっているが、それは虎首脳陣も同じだ。2日、阪神は高知県・安芸で全体練習。関川打撃コーチは「4日でしょ! いいじゃん、松坂! 若手は打って自信にしてほしいよね。あれだけの選手なんだから。メジャーにも行って成功している。学んでほしい。いい経験になる」と興奮気味に話した。

 

 松坂はドラフト1位で西武入りし、1年目の99年から3年連続最多勝を獲得するなど大活躍。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも日本代表のエースとして第1、2回大会のMVPに輝いた。近年は故障もあって好成績を残していないものの2007年からのメジャーリーグ時代でも通算56勝をマーク。そんな超大物だけに、虎首脳陣が今から入れ込むのも無理はない。

 

 だが、肝心の若虎たちの対松坂の反応は、意外なほどあっさりしたものだった。「正直、全然知らないです。生で見たこともないですから…。名前は知っているので、すごい選手なのは分かっていますけど…」とはある若手。別の若手も「見たことないですしね。正直、他の投手とそんなに意識は変わらないです。ていうか、自分のことに必死なんで」とクールに話すだけ。

 

 今の松坂については「全盛期よりかなり力は落ちているし、それをカバーできるようになっていない。活躍は難しいかも」(パ球団スコアラー)との声も出ており、そんな情報も若虎たちには入っている様子。“怪物退治”を成し遂げれば首脳陣の印象も良くなるところなのに、松坂をその他大勢の投手、それこそ“過去の人”とみているようなのだ。

 

 対松坂に熱くなっている虎首脳陣と、冷めた感じの若虎たち。そんな中での“元祖・怪物”との対決だが、果たして、どんな結果になるだろうか――。