巨人・坂本勇人内野手(32)が16日の広島戦(東京ドーム)でアクシデントに見舞われた。

 一死一、二塁で迎えた7回の第3打席でカープ先発の森下がカウント2―1から投じたスプリットが抜け、坂本の右手首付近を直撃した。場内が騒然となった中、すぐさまトレーナーが駆け寄り、坂本はそのままベンチ裏へ引き揚げていた。

 代走に若林を送った原辰徳監督(63)は試合後、坂本の状態について「大丈夫だと思うんだけど。病院にも行かないっていうことだったから」と話した。球団によると、球場を訪れていたチームドクターの説明では骨折の所見はなかったという。代えがきかない選手だけに、最悪の事態は免れたようだ。