阪神・大山悠輔内野手(26)が17日の広島戦(甲子園)からスタメンに復帰することが分かった。残り8試合、首位・ヤクルトを追う虎は総力態勢のラストスパートに入る。

 12日の巨人戦(東京ドーム)の試合前練習中に背中の張りを訴え、3戦連続で出場を控えていた大山は、16日に甲子園球場で行われていた全体練習に参加。内野守備、フリー打撃などのメニューをフル消化し、復調をアピールした。矢野監督も「大丈夫そうやね。明日(17日)行こうかなと。4番で行く」と明言した。

 泣いても笑ってもレギュラーシーズンの戦いは今月末まで。だが11月以降もCS、日本シリーズとポストシーズンの戦いは続く。井上ヘッドも「東京ドームで試合に出られなかったことは悠輔自身も悔しかったと思う。ただそこで無理をさせてCSや日本シリーズに全くできないということが一番怖かった。この3、4日でほぼ改善している」とし「もう一度原点に立ち返って残り8試合に全力で立ち向かっていく」と力を込めた。